正確さが効果を高める

医者

嫌な気分を解消する

マスコミやインターネットによる情報から、うつ病は誰もがかかる病気の1つであるという認識が広まりつつあります。しかし患者全体の4分の3の人は適切な治療が受けられていないという現実があります。これにはうつ病という病気の症状の多さが関係しています。うつ病は気分の落ち込みや焦燥感、漠然とした不安感に加え、不眠や食欲不振、疲労感や倦怠感といった身体的症状が目立つ人もいます。更に認知症や甲状腺機能低下症等の病気が原因である場合もあります。しかも統合失調症等の他の精神疾患と紛らわしい症状が見られる場合があり、判断が難しいケースもあります。そして典型的な大うつ病性障害だけでなく数種類に分類され、治療方法も異なります。しかも女性に多い非定型うつ病は状況に応じた気分性反応が見られる事から周囲から怠け者と見られたり、わがままだと思われたりする場合もあります。正確な診断と治療を受ける為には信頼できる専門医が在籍する病院を利用する事が必要です。薬物療法や心理療法を組み合わせながら個々に応じた治療を受ける事ができます。うつ病の症状は脳内神経伝達物質の減少や過剰なストレス、環境的要因が重なる事で発症すると考えられています。脳のエネルギーが不足している状態なので、無理をすると症状が悪化します。まずは適切な治療と十分な休養が必要です。精神科のある医療機関では薬物療法と心理療法による治療が受けられます。中心となる薬物療法では、それぞれの症状に合わせた薬を処方して経過を観察していきます。人によっては副作用がみられる場合がありますが、少しずつ軽減していきます。数週間もすれば、薬の効果により脳内神経伝達物質の減少が抑えられ、憂うつな気分を抑える事ができるようになります。そして薬の利用の際は用法をきちんと守る事が大切です。毎回定時に薬を飲む習慣を身に付け、忘れた場合でも後から飲むようにします。更にお酒と同時に服用すると薬の血中濃度が高くなり、効果の判断が難しくなります。飲酒の習慣がある人や止められない人は治療効果に影響してくる場合があるので、自前に医師と相談しておく事が必要です。