脳の機能低下が発症の原因

聴診器

回復には信頼関係が必要

うつ病になると心のエネルギーが枯渇して様々な症状に悩まされる様になります。気分の落ち込みや理由のはっきりしない不安感等の辛い症状がいつまでも続きます。出口の無いトンネルの中を歩き続けている様な状況は患った人にしか理解できない心境です。これは脳の中の神経伝達物質の減少が大きく影響していると言われています。気分をコントロールしたり、判断力や注意力を維持制御したりする物質が減る事で、うつ病が発症します。この脳内神経伝達物質の減少を抑えてくれるのが抗うつ剤です。抗うつ剤にはいくつかの種類がありますが、広く使用されているSSRIやSNRI、NASSAは比較的副作用が少ないのが特徴です。そして3環系や4環系といった古いタイプの薬も症状に応じて利用される事があります。この様な脳の機能が低下している事で生じる症状には薬物治療が効果的ですが、性格や気質が影響している場合には心理療法が高い効果を発揮してくれます。中でも認知行動療法では認知を通してバランスの取れた柔軟な考え方ができる様になるので、ストレスからのダメージを緩和できます。うつ病患者の中には症状に苦しんでいるにも関わらず、自分が病気である事を自覚できずにいる人が大勢います。家族や身近な人がいつもと違う行動や言動をする様になったら、できるだけ早く専門医による治療を受ける事を勧めてあげる事が必要です。うつ病は精神科での治療が一般的ですが、心療内科でも治療が受けられる場合があるので、自前に問い合わせてみる必要があります。そして主治医となる医師の治療方針により回復までの期間が変わってくる事があります。本人に最適な治療方法を提案し、実行できるかが選ぶ際の目安となりますが、数多くの医療機関の中から自分に合う場所を見つけるのは簡単ではないです。インターネットを活用し、口コミサイト等の評判を参考にしながら選んでいくのが得策です。まずは処方された薬について十分な説明がなされている事が必要です。更に症状についての質問が少ない医師は避けた方が無難です。そして医師との信頼関係を築く事が回復への第1歩なので、治療期間中に少しでも疑問や不安を感じた場合はセカンドオピニオンを受けてみるのも良い方法です。